オール電化からプロパンガスに変更する人はなぜ多い?光熱費の比較やメリット・デメリットを紹介

オール電化は火を使わないため安全性や快適性に優れている反面、高額な導入費用や停電時にさまざまな機能に制限がかかるなどのデメリットが存在します。お湯の使い過ぎでお湯切れを起こすと、電気代が高い日中に沸かし直すをする必要もあります。

オール電化に使いづらさを感じている方は、プロパンガスへの交換をご検討ください。導入費用はオール電化より安価で、出費を抑えられます。停電時にもお湯が使えるため、万が一の事態にも対処しやすいです。

ここではオール電化からプロパンガスに変更する理由や工事の費用相場、切り替えの手順を紹介します。

この記事の著者

給湯器のプロ

ミタニ

プロフィール

10年以上にわたり、給湯器・エコキュートの交換・修理の工事に携わり、豊富な経験・知識があります。現在は若手の教育・監督も担当する給湯器のプロです。これまでの交換工事などで得た経験・知識で、みなさんの快適な暮らしお手伝いしたいと思います。
【保有資格】ガス機器設置スペシャリスト、・ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級、給水装置工事主任…など

オール電化からプロパンガスへ変更・見直しを検討する人が増えている理由

オール電化 プロパンガス 検討

オール電化からプロパンガスへの変更を検討する理由は、大きく3つあります。

オール電化には、さまざまな欠点が存在します。高額な電気代や水回り・停電時の不便さなど、オール電化の導入を後悔しているなら早めの交換がおすすめです。

電気代高騰と燃料調整費による光熱費負担の増加

電気料金平均単価の推移|経済産業省資源エネルギー庁
出典:電気料金平均単価の推移|経済産業省資源エネルギー庁1

経済産業省資源エネルギー庁の電気料金平均単価の推移を確認すると、家計向けの電気料金は上昇傾向にあります。電気代が上がっている理由は、世界情勢によるエネルギー価格の高騰や燃料調整費の引き上げなどです。

オール電化は必要なエネルギーを全て電気でまかなうため、電気代高騰の影響を受けやすいです。ガスや灯油などを使う場面でも電気を使って対応するため、一般的な家庭より電気代がかかります。

プロパンガスは、電気・ガスの両方を使う仕組みです。オール電化より電気代を節約できるため、家計の負担軽減につながります。

エコキュートのお湯切れやシャワーの圧力が弱いストレス

オール電化でエコキュートを設置していると、お湯切れや水圧などいくつかの問題に直面します。

エコキュートは貯湯式で、タンク内のお湯を使い切るとお湯切れを起こします。沸き増しには水量により30分から数時間程度かかるため、使いすぎないよう日頃から注意が必要です。

エコキュートのタンク内には減圧弁が付いており、水道水の圧力を減圧しています。水圧は3分の1程度まで落ちるため、シャワーの水圧も弱くなってしまいます。家族の人数が多くお湯切れのリスクがある方や、シャワーの水圧が物足りないと感じる方はプロパンガスへの変更がおすすめです。

停電や災害時におけるエネルギー源の分散と安心感

オール電化は地震や停電など、災害に弱い傾向があります。家庭で使うエネルギーの全てを電気に依存しているため、災害で供給が止まると設備・機能が停止します。調理や給湯も一切使えなくなり、不安な状態が続くのがデメリットです。

一方、プロパンガスは災害時に強いです。オール電化からプロパンガスへ変更すれば、電気が停止してもガス機器を使えます。災害時に熱源を早急に確保できるため、安心感につながります。

プロパンガスは、必要な家庭にボンベを配送する分散型です。個別に供給・管理されているため、点検を迅速に行えます。

オール電化からプロパンガスへの変更にかかる費用相場

オール電化からプロパンガス費用相場

オール電化からプロパンガスへの変更にかかる費用相場は、100,000~470,000円です。

費用相場は、交換する給湯器の種類や工事の内容により変動します。詳しい費用を知りたい方は、業者に見積もりを依頼するのが確実です。

ガス給湯器・ガスコンロなどの設備購入と設置費用

ガス給湯器・ガスコンロなどの設置費用は、本体代と工事費を合わせて150,000~300,000円です。費用は給湯器のタイプや機能、号数などにより変動します。

費用を抑えたい方は機能を最低限にする、給湯器の号数を小さくするなどの方法があります。給湯器に便利な機能が沢山ついていれば、その分費用は高額です。給湯専用は機能がシンプルで使いやすく、本体価格も抑えられます。

給湯器の号数は小さくしすぎると、同時使用の時に水圧が弱くなるため注意が必要です。家族の人数と使用状況を確認しながら、適したサイズを選択するのが大切です。

ガス配管の引き込みと宅内工事費用の目安

ガス配管の引き込みと宅内工事には、100,000~200,000円程度かかる予想です。引き込む距離が長い、私道掘削が必要な場合にはその分時間もお金もかかります。

オール電化住宅は、ガス配管が引き込まれていないケースがほとんどです。そのため、オール電化からプロパンガスへ変更するにはガス配管の引き込み工事を行う必要があります。本管からガス配管を引き込んで、各機器に接続する流れです。

工事は、ガス会社または専門の業者が行います。道路管理者への許可取りが必要で申請から実際の工事には、一定の時間を要します。

北海道など寒冷地におけるエコジョーズ導入の追加費用

エコジョーズの導入には、240,000~470,000円程度かかります。エコジョーズは少ないガスの使用量で従来品と同じ湯量を沸かす、高効率ガス給湯器です。

排気熱を再利用する潜熱回収型で、熱効率を95%まで向上させることでガス使用量・Co2排出量を抑えます。光熱費・Co2排出量の削減につながり、家計にも環境にも優しい機器です。

エコジョーズには寒冷地仕様モデルが存在するため北海道や東北など、寒さが厳しい地域でも快適に使えます。水を瞬間的に温めるため、タンク凍結によるお湯切れの心配もありません。

プロパンガスとオール電化はどっちが安い?光熱費の比較

オール電化 プロパンガス 光熱費

プロパンガスとオール電化どちらか安いのか確認するために、月平均の光熱費を比較します。料金は家族の人数やガス会社、季節などさまざま要因により変動するためあくまで参考程度に留めておくのがおすすめです。

プロパンガスオール電化
月平均の光熱費9,115円216,533円3

光熱費を確認すると、オール電化よりプロパンガスの方が圧倒的に安価です。5,000円以上もの差額が発生しており、毎月の家計の負担軽減につながります。

プロパンガスの光熱費はガス会社・料金プランの見直しや使用量の節約など、工夫すればさらに抑えられます。オール電化の高額な光熱費(電気代)を負担に感じている方や、節約なしで毎月の光熱費を安く抑えたい方はオール電化からプロパンガスへの変更をご検討ください。

オール電化からプロパンガスに戻すメリット・デメリット

オール電化 プロパンガス メリット デメリット

オール電化からプロパンガスへ戻すか迷うときには、変更した場合のメリットとデメリットを確認します。

オール電化よりプロパンガスの方がプラスな点が多い、快適な生活を送れると判断したときは変更の準備を進めます。

メリット|火力の強いガスコンロが使える料理の利便性

プロパンガスはオール電化より熱量が高く、調理がしやすいのが特徴です。中華料理や天ぷらなど、強火力が求められる料理を美味しく仕上げるのに適しています。

火力が強いため、調理時間の短縮にもつながります。料理の効率化を図りたい方や、メニューの幅を広げたい方には特におすすめです。

プロパンガスでは火を使うので、どんな調理器具でも自由に使えます。オール電化のように、IH対応の調理器具をわざわざ購入する必要はありません。素材・種類問わず自由に使えるため、料理やその日の気分に合わせて選ぶ楽しさがあります。

メリット|24時間いつでも湯切れを気にせずお風呂を使える快適さ

エコキュートは夜間にお湯を沸かして貯めておき日中に使う仕組みです。そのため、必要以上にお湯を使うとお湯切れを引き起こします。

お湯切れを起こすと、一時的に冷たい水しか出なくなり不便です。電気代が高い昼間に沸き増しするため、余計な費用がかかるのもデメリットです。

プロパンガスのガス給湯器は、水を瞬間的に温めます。お湯切れする心配がなく使用人数が多い、冬場で普段より沢山のお湯が必要な場合にも快適に使えます。

お湯切れのストレスから解放されたい方や、シャワーから水しか出なくなった経験がある方には特におすすめです。

デメリット|毎月の基本料金が電気とガスの二重にかかる負担

オール電化では、ガス代がかかりません。基本料金が発生するのは電気代のみで、光熱費の支払いが一本化されます。家計管理がシンプルで、コスト削減も期待できるのが魅力です。

一方、プロパンガスは電気・ガスの基本料金が毎月かかります。光熱費が高額になりやすく、家計の負担は増えるのがデメリットです。

基本料金の負担を軽減するために、プロパンガスに切り替えるときには安いガス会社やプラン探しが重要です。料金はガス会社により変動するため、相見積もりを取ってプランを比較するなど工夫が求められます。ガスと電気をまとめて支払うと、割引されるプランもあります。

オール電化からプロパンガス併用へ切り替える際の手順

オール電化 プロパンガス 切り替える手順

オール電化からプロパンガスへの切り替えは、大きく3つの手順で行います。手順自体はシンプルで、初めての方も簡単に進められます。

問い合わせからガス機器の設置完了までには一定の時間を要するため、今すぐ交換したい方は早めの手続きが必要です。

1.ガス会社への連絡と現地調査の申し込み

プロパンガス会社に、オール電化からの切り替えを依頼したい旨を伝えます。問い合わせ方法は主にメールや電話、LINEなどです。申し込みを一刻も早く進めたいときは、電話で直接やり取りするのが確実です。

やり取りに問題がなければ、現地調査を申し込みます。現在の状態を直接見てもらったうえで、最適なプランや具体的な工事の日程などを決定します。

現地調査の日程を決めるときは、確実に空いている日を選択するのが大切です。直前の日程変更は、スケジュールのズレにつながります。プロパンガスへの切り替えを円滑に進めるために、余裕のある日にちを選択します。

2.電力会社へのアンペア変更やプラン解約の申請

電力会社にプロパンガスに切り替える旨を伝えて、アンペアの変更とプラン解約申請を行います。スピード対応を期待するなら、メールやLINEより電話で直接やり取りするのがおすすめです。

オール電化は大量の電気を使うため、アンペア数が大きいです。電力会社にお願いしてガス給湯器に適したアンペアに変更してもらえば、電気代の節約につながります。

オール電化専用の電気プランでは、プロパンガス(ガス給湯器)は適用外です。プロパンガス(ガス給湯器)用に変更する必要があるため、現在契約しているプランを解約する必要もあります。

3.エコキュート撤去とガス機器設置工事

業者に依頼して、設置しているエコキュートの撤去を行います。IHクッキングヒーターや電気式床暖房など、オール電化専用の設備を設置していれば同時に撤去します。

オール電化専用設備の撤去が完了したら、ガス給湯器の設置や配管工事に入る流れです。特に大きな問題がなければ、全ての作業は当日中に完了します。エコキュートの撤去とガス機器の設置を1日で終わらせれば、その日からお風呂に入れます。

ただし、引っ越しや冬場の給湯器が故障する時期などは工事の予約が取りづらいです。繫忙期を避ける、または期間に余裕をもつなどの対策を講じつつ日程を確保するのが大切です。

信頼できるプロパンガス業者の選び方

プロパンガス業者 選び方

プロパンガス業者を選ぶときには、3つのポイントに注目します。選定基準を事前に決定しておくと、業者探しはスムーズに進みます。

  • 料金体系や解約条件が明瞭で分かりやすい
  • サポート体制(24時間対応や定期点検など)が充実している
  • 口コミ評判が頻繁に投稿されて良い意見が多くある

料金体系や解約条件が複雑で分かりにくいと、費用や業者に対する不安・不信感につながります。安心できる状態で手続きを進めるために、透明性が高く何にいくらかかるかひと目で判断できるプランを提案する業者がおすすめです。

プロパンガスは自由料金制で、業者により料金は大きく変動します。業者選びを間違えると、高額な費用を請求されて損をするリスクがあるため注意が必要です。

気になる業者を複数見つけたら、まずは同一条件で相見積もりを依頼します。見積もりの内容や分かりやすさを比較して、最も条件が良い業者を見つけ出すのが大切です。

プロパンガスの特徴を理解してオール電化からの切り替えを検討しよう

まとめ

プロパンガスには安価な導入費用や強い火力による料理の利便性など、さまざまなメリットがあります。お湯切れの心配がないため、家族の人数や使用状況に関係なく24時間いつでも快適に使えるのも魅力的です。

オール電化からプロパンガスへの見直しは、業者に任せればすぐに交換可能です。これまでの実績や口コミなどを確認しつつ、信頼できる業者を見つけて早速問い合わせてください。

ガス給湯器の設置を検討している方には、以下の3つの業者がおすすめです。最短当日に設置するスピード対応で、今すぐ交換したい方に選ばれています。

各業者は高い割引率を誇っており、通常より安価で購入可能です。取り扱いメーカーが幅広く、希望に合う機器と出会えます。

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交換業者
給湯器駆けつけ隊
(ミズテック)
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(日祝除く)
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  1. 電気料金平均単価の推移|経済産業省資源エネルギー庁 ↩︎
  2. 一般社団法人日本エネルギー経済研究所|石油情報センター ↩︎
  3. 関西電力 ↩︎

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