- 給湯器をホームセンターで交換すると費用はいくら?
- ホームセンターで交換するメリットはある?
- 交換前はどんなことに注意すればいい?
リフォームの専門知識が豊富であり、その場でスタッフに尋ねられることがホームセンターのメリットです。しかしデメリットや交換前の注意点があるため、確認できるよう本記事でまとめました。
2024年11月時点で販売されている機器の目安となる金額も紹介しているので、費用と合わせて交換するかどうかが検討しやすくなっています。
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給湯器のプロ
ミタニ
10年以上にわたり、給湯器・エコキュートの交換・修理の工事に携わり、豊富な経験・知識があります。現在は若手の教育・監督も担当する給湯器のプロです。これまでの交換工事などで得た経験・知識で、みなさんの快適な暮らしお手伝いしたいと思います。
【保有資格】ガス機器設置スペシャリスト、・ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級、給水装置工事主任…など
目次
給湯器交換をホームセンターに依頼する際の費用目安
ホームセンターで給湯器を交換する際の目安は7万円から20万円、高機能なモデルとなると30万円以上が一般的な相場です。一般的には号数が上がり、機能が充実するごとに費用がかかります。
コーナンで給湯器を交換する場合
コーナンで販売されている20号給湯器の目安価格は、下記の通りです。同じ20号給湯器でも、搭載されている機能により金額が異なります。
リンナイ ガスふろ給湯器 20号オート 都市ガス 取付工事費、処分費込 | 203,500円 |
ノーリツ ガス風呂給湯器 20号 屋外壁掛け用(設置フリータイプ) フルオート除菌 取付工事費・処分費込価格 | 335,500円 |
カインズで給湯器を交換する場合
カインズで販売されている給湯器の金額は、以下を参考にしてください。
リンナイRUX-E2016W(A) 標準工事付き、処分費込み | 129,800円~ |
ノーリツGQ-C2034WS BL リモコン別売 標準工事付き、処分費込み | 126,800円~ |
コメリで給湯器を交換する場合
コメリは20号エコジョーズ給湯器の場合は10万円台から、従来のガス給湯器は3万円台からの価格にて販売しています。
エコジョーズ20号 HCT-C2072SAWオートタイプリモコン、交換工事費別 | 108,000円 |
エコジョーズ20号 GT-C2072PWAW-BLプレミアムタイプリモコン、交換工事費別 | 248,000円 |
ビバホームで給湯器を交換する場合
ビバホームにおける20号給湯器は、下記を参考にしてください。
ノーリツ20号プレミアム GT-C2062PAWX-2+RC-G001EW-2標準工事費込 | 242,000円 |
パロマ20号給湯器 FH-E207ARL+MFC-250Vリモコンボイス機能なし標準工事費込 | 154,000円 |
各ホームセンターのアフターフォロー内容
それぞれのホームセンターにおいて、保証の内容を下記でまとめました。
無償で10年の商品保証や工事保証をつけたい方は、給湯器交換の専門業者に依頼することも検討しましょう。
ホームセンターを利用する際のメリット
ホームセンターはリフォームに関する知識を持っており、店舗により現物を確認できることがメリットです。そのため自宅に給湯器やエコキュートを導入した際のイメージが湧き、検討しやすいことが魅力です。
リフォームの専門知識が豊富である
リフォームに関する専門知識を豊富に持っているホームセンターなら、自宅のリフォームをワンストップで解決できることがメリットです。
ホームセンターによっては厳しい審査基準を設けていて、プロの技術を持つ職人もしくは専門知識を持つリフォーム会社のみ施工を任せています。
優良な店舗を見つければ専門の交換業者に匹敵する品質のサービスが受けられるので、複数の機器を交換したいと考えている場合は検討してみましょう。
参照:カインズリフォーム
現物を確認できる場合がある
店内にショールームがあるホームセンターの場合、給湯器の現物を確認できるときがあり、デザインをチェックできます。オンラインやチラシなどで確認するだけではデザインの詳細まで分からないため、実物を見ながら触って確かめられることはチャンスです。
ショールームのメリットはデザインを確認できるだけではなく、水圧やお湯の出方まで確かめられることなので見ておきましょう。取り付け工事の後に「お湯の出方が弱い」と思わないために、現物を確認しておくことはおすすめです。
たとえばホームセンターコーナンでは、カスタムリフォームというサービスを提供しています。
資格を持ったスタッフが在籍しているので、不明点をお近くの店舗で専門家に尋ねやすいことがメリットです。30社以上のメーカーと提携しており、給湯器だけではなく商品の組み合わせによる提案もしてもらえます。
スタッフに不明点をその場で確認できる
機器に対して不明点がある場合、購入前に不明点を尋ねられることがホームセンターのメリットです。ほかの機器を購入する際と似た感覚でスタッフに尋ねられるため、ハードルが低い分利用しやすい方もいるはずです。
ホームセンターによっては給湯器の取り付けや交換に対応できない事例があるので、購入前に尋ねておくと不安が軽減されます。
複数の依頼により値引きの交渉がしやすくなる
ホームセンターは給湯器を専門としていないため、複数の機器に対して交換を依頼できることがあります。
一般的には安い商品をひとつだけ購入するお客さまより、ある程度高い商品を複数購入してくれたお客さまになるべく安く買ってほしいと考えるためです。
必ず成功するとは言い切れませんが、複数の商品を購入する際はレジのスタッフではなく売り場の責任者に相談してみてください。
ホームセンターを利用する際のデメリット
ホームセンターは給湯器の専門業者ではないので、いくつかのデメリットがあります。下記のデメリットを確認しておくと、想定外のトラブルを防ぐことに役立ちます。
基本的に工事業者は選べない
ホームセンターは、一般的に自社で給湯器に関する施工をしてくれるわけではありません。
提携している外部の業者に依頼するところが多くありますが、顧客は業者を選べないため注意が必要です。詳細が分からず不安なときは、まえもって施工する業者の実績や評判をリサーチしておきましょう。
値段が高くなりやすい
給湯器の交換を外部の業者に依頼しているので、割高になりやすいことがホームセンターのデメリットです。
コストを削減したいなら、高い割引率を実現しやすい交換業者に依頼することも検討しておくとよいでしょう。
専門業者と比較して保証内容に限界がある
ホームセンターは、給湯器だけ扱っているわけではありません。給湯器を専門にしている業者と比較すると、その分、保証内容に限界があります。
あらかじめ保証内容を他の依頼先と比較しておくと、サポート体制の違いがわかりやすいです。
給湯器やエコキュートの交換は、専門業者に依頼することもひとつの選択です。以下の記事にて、給湯器交換のおすすめ業者を紹介しているので合わせてご覧ください。
ホームセンターで給湯器の交換をする際の注意点
ホームセンターで給湯器を交換する場合、設置までに時間がかかる傾向にあるので注意しましょう。
多くの依頼を受けやすい繁忙期は、とくに待ち時間が長いと感じる人は多いはずです。使用頻度が高くなる10月から2月にかけて給湯器交換の繁忙期となっており、交換したいタイミングで機器の在庫がない事態は珍しくありません。
給湯器の交換は故障してからでいいと考えている方は、使用頻度が高くなる時期に給湯器を使えない日があってもよいかどうか検討しておきましょう。
給湯器交換における依頼先ごとの特徴
給湯器の交換を依頼できる店舗はホームセンターだけではありません。メーカーや専門業者などそれぞれ強みが異なるので、以下をご覧ください。
給湯器のメーカー
給湯器のメーカーに、直接交換を依頼する方法です。
リンナイやパロマだけではなく、長府製作所やパーパスなどさまざまなメーカーがあります。自社のメーカーであるため製品に対する知識や技術に安心感があり、不具合の際にも的確な対応をしてもらえます。
給湯器の設置や交換を業者に委託しているメーカーもありますが、製造メーカー認定の業者であるため悪徳業者を選ぶことはありません。
給湯器交換の専門業者
給湯器の交換に対して専門性が高く、フットワークの軽さや手厚い保証などを謡っている業者が多くあります。各交換業者の口コミを見ると評判がある程度分かるので、インターネットで情報を集めれば検討しやすいことが特徴です。
とはいえ、優良な交換業者だけではなく、悪徳業者もいるため入念な確認が欠かせません。たとえば、顧客に即決を迫ったり不安をあおって交換させたりする業者もいます。
以下の記事にて悪徳業者の見分け方を紹介しているため、合わせてご覧ください。
リフォーム業者
リフォーム業者は給湯器やエコキュートといった機器を専門にしておらず、水回り全体のリフォームが得意です。
そのためひとつの機器を指定すると費用が高くなる傾向にあり、ガス給湯器のみ交換する場合は向いていません。
インターネットの給湯器販売業者と比べると費用が高くなります。しかし、対面で接客してもらうため相手のことを信頼しやすい点は大きな魅力です。
給湯器交換の費用相場は10万円から15万円
ガス給湯器本体の相場は、10万円から15万円となっています。
たとえば給湯器交換業者の「交換できるくん」は、およそ7割のお客さまが20万円未満の費用で工事をしていると報告しています。
とくに費用が安いタイプは追い炊きのような機能がついていない、給湯専用タイプです。床暖房機能を搭載したり追い炊きができるようにしたりすると、その分費用が高くなります。
給湯器にかかる費用削減のためにできることは機器のグレードを下げることですが、使用できる機能が限られるため注意が必要です。必要なのに無理して小さい号数の給湯器を選ばず、メーカーを乗り換えるといった工夫をしましょう。
エコキュート交換の費用相場は40万円から50万円
エコキュートの費用相場は給湯器に交換する事例よりも高く、40万円から50万円となっています。工事費を含めると、たくさんの方が60万円未満で工事をしています。
エコキュートの価格は以下の条件により変動するため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
- 機能が充実しているかどうか
- 給湯に関する機能は何がついているか
- タンクの容量はどれくらいか
- 高圧タイプであるかどうか
とくに価格の差が変動しやすい内容は、エコキュートに備わっている機能の充実度です。基本的にグレードが上がるほど機能が充実しており、比例して値段も上がります。
選ぶ商品ごとに値段が変動するため、必要な機能に優先順位をつけた上で、向いているグレードを見極めることが重要です。
給湯器の交換に関するよくある質問
給湯器を交換する際に気になる頻度や依頼すべき場所など、疑問を以下で解決します。
給湯器は何年に一度交換すればよいですか?
各家庭の環境や使用頻度によって異なりますが、目安は10年です。8年ほど使用すると調子が悪くなりやすいため、10年の保証をつけている交換業者は多くいます。
20号の給湯器に交換する場合はいくらかかりますか?
目安として6万円から18万円であり、給湯だけのタイプよりオートタイプを選ぶと値段が高くなります。オートタイプとは、あらかじめ設定しておくと自動でお湯はりをしてくれたり追い炊きなどの機能があったりするものです。
給湯器の交換はどこに依頼すればよいですか?
ホームセンターのほか、給湯器交換の専門業者という選択肢があります。給湯器交換の専門業者は10年間の商品保証や工事保証をつけているところが多く、基本的に有資格者が作業をするためおすすめです。
まとめ|ホームセンターだけじゃない!専門業者も確認して環境に合わせて決めよう
- ショールームがあれば給湯器の現物や稼働を確認できる
- リフォームの専門知識が豊富で複数の機器交換に強い
- 給湯器の専門業者ではないためデメリットもある
給湯器を交換する際の選択肢はホームセンターだけではなく、専門の交換業者やリフォーム業者など複数あります。
給湯器に求める機能を明確にしておくことで条件が絞られるので、ホームセンターの利用が向いているかどうか確認できるでしょう。