エコジョーズを補助金でお得に導入!2025年に活用できる3つの制度を解説

「エコジョーズ」は、光熱費の節約や環境負荷の軽減に貢献する高効率給湯器です。

しかし、初期費用が一般的な給湯器に比べて高めなため、導入をためらっている方も多いかもしれません。

そんなときにぜひ活用したいのが、国や自治体による補助金制度です。

この記事では、2025年に利用できるエコジョーズ向けの主な補助金を紹介し、申請手順やエコジョーズの特徴・メリットもわかりやすく解説します。

補助金を上手に活用して、賢くお得にエコジョーズを導入しましょう!

この記事の著者

給湯器のプロ

ミタニ

プロフィール

10年以上にわたり、給湯器・エコキュートの交換・修理の工事に携わり、豊富な経験・知識があります。現在は若手の教育・監督も担当する給湯器のプロです。これまでの交換工事などで得た経験・知識で、みなさんの快適な暮らしお手伝いしたいと思います。
【保有資格】ガス機器設置スペシャリスト、・ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級、給水装置工事主任…など

【2025年最新版】エコジョーズに使える補助金は3つ

エコジョーズの導入時に活用できる代表的な補助金は、以下の3つです。

それぞれの特徴や注意点を見ていきましょう。

【国】給湯省エネ2025事業

「給湯省エネ2025」は、住宅に対象の高効率給湯器を設置する方を対象にした国の補助金制度です。エコジョーズをはじめとする高効率給湯器の普及促進を目的としています。

給湯器の種類補助金額性能による加算額
エコキュート6万円/台4〜7万円/台
ハイブリット給湯器8万円/台5〜7万円/台
エネファーム16万円/台4万円

参考:給湯省エネ2025事業

制度を利用するには、「給湯省エネ事業者」として登録された業者を通じて申し込む必要があります。補助金の申請や受け取りもその業者が代行するため、まずは対応業者に相談すると良いでしょう。

また、申請は設置前が必須です。工事後に申請することはできないため、導入を検討する段階で対応業者に相談しておきましょう。

【自治体】市区町村の補助制度

国の補助金に加え、各自治体が独自にエコジョーズ給湯器設置への補助を行っている場合もあります。

例:

東京都「東京ゼロエミポイント」

対象の省エネ機器設置でポイント(補助金換算で約12,000円)を付与

参考:東京ゼロエミポイント

大阪府泉大津市「泉大津市住宅用ゼロカーボンシティ推進補助金」

エコジョーズ導入に対して1万円の補助

参考:泉大津市住宅用ゼロカーボンシティ推進補助金

ただし、補助の有無や対象製品の条件、補助金額は自治体によって異なります。

自分の住んでいる地域にエコジョーズが補助対象となる制度があるかどうかは、インターネットで「○○市 エコジョーズ 補助金」と検索する、市区町村役所に問い合わせる、または給湯器専門業者に相談するなどして、早めに確認しておきましょう。

なお、自治体の補助金は予算に限りがあり、先着順で締め切られるケースも多いため、できるだけ早く申請手続きを進めることをおすすめします。

【国】子育てグリーン住宅支援事業

「子育てグリーン住宅支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦世帯を中心に、省エネリフォームを支援する制度です。

リフォームの一環としてエコジョーズを設置した場合、補助が受けられます。

給湯器の種類補助金額
高効率給湯器(エコジョーズなど)3万円/台

対象となるのは、原則として18歳未満の子どもがいる子育て世帯または夫婦のいずれかが39歳以下の若者夫婦世帯です。

ただし、リフォーム内容によっては、単体の給湯器交換のみでは対象外となる場合もあるため、事前に条件をよく確認する必要があります。

住宅の断熱改修や他の省エネ設備の導入と組み合わせることで、より多くの補助金を受け取ることも可能です。

リフォームを検討している方にとっては、エコジョーズの導入費用を賢く抑えるチャンスといえるでしょう。

参考:子育てグリーン住宅支援事業

補助金の申請の手順をチェック!

補助金ごとに細かな違いはあるものの、基本的な流れは共通しています。

共通する流れをご紹介しますので、ここでしっかりチェックしておきましょう。

①利用可能な補助制度を確認(国・自治体)

まずは、自分が利用できる補助制度を調べましょう。

国の補助金だけでなく、地域の補助金も確認するのがポイントです。

②対象製品であるかをチェック

補助金対象となるのは、基準を満たした「登録製品」に限られます。

メーカーの型番や仕様書で、対象となっているかを必ず確認しましょう。

③対応業者に相談・見積もり依頼

補助金申請は煩雑な書類作成が必要なため、申請に対応している専門業者に相談するのがおすすめです。

業者が申請を代行してくれるケースが多く、スムーズに進められます。

④必要書類・写真を準備して工事

工事前後の写真、領収書、保証書などが必要です。

業者から指示があれば、忘れずに準備しておきましょう。

⑤補助金申請 → 審査 → 後日振込

工事完了後、正式に補助金申請を行います。

審査に通過すれば、後日指定口座に補助金が振り込まれます。

なお、振込までに数か月かかる場合もあるため、あらかじめスケジュールに余裕を持っておきましょう。

エコジョーズの特徴とメリット

エコジョーズは、これまでのガス給湯器とは一線を画す、省エネ性能を追求した次世代型の給湯器です。

その仕組みと導入メリットを確認しましょう。

エコジョーズの主な特徴

エコジョーズには、主に次の3つの特徴があります。

  • 排気熱を再利用する構造
  • 高い熱効率
  • コンパクトで静かな設計

それぞれの特徴について簡単に見ていきましょう。

エコジョーズ最大の特徴は、これまで捨てられていた排気熱(潜熱)を再利用して、お湯を沸かす「潜熱回収型」の構造です。

燃焼時に発生する高温の排気ガスのエネルギーを効率よく活用することで、ガスの使用量を大幅に抑え、省エネコスト削減の両立を実現しています。

また、高い熱効率もエコジョーズならではの特徴。

従来型給湯器の熱効率が80%前後であるのに対し、エコジョーズは約95%という高い数値を実現しています。同じ量のお湯を作るのに必要なエネルギーが少なく済むため、光熱費の節約につながります。

さらに、本体のコンパクト化運転音の低減が進んでいる点も見逃せません。

狭いスペースへの設置や住宅密集地での使用にも適しており、運転中の音が静かであるため、周囲に配慮しながら快適に使用が可能です。

エコジョーズを導入するメリット

エコジョーズを導入することで、主に次のようなメリットが得られます。

  • ガス代の節約
  • CO₂排出量の削減
  • 長期的なコストメリット

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

まず、エコジョーズを導入する最大のメリットは、ガス代を節約できることです。

高い熱効率によってガスの使用量が抑えられるため、一般的な家庭で年間1〜2万円程度光熱費が安くなるケースもあります。

長く使い続けるほど、節約できる金額は大きくなります。

次に、CO₂排出量を削減できる点も大きなメリットです。

ガスの消費量を抑えられるため、年間を通じてCO₂排出量を約10%以上削減できるとされており、地球温暖化防止に貢献することができるため、環境にやさしい暮らしを実現したい方にも適した選択肢です。

さらに、長期的なコストメリットも見逃せません。

エコジョーズは従来型給湯器に比べて初期費用はやや高めですが、光熱費の節約分で数年以内に差額を回収できることが多いです。

耐久性も高く、適切なメンテナンスをすれば10年以上使えるため、トータルで見れば非常に経済的です。

補助金を活用したエコジョーズ設置は業者依頼がおすすめ!

補助金を活用したエコジョーズの設置は専門業者に相談するのがおすすめです。

設置工事だけでなく、補助金申請のサポートまで対応してもらえるため、安心してエコジョーズの導入を進めることができます。

ここでは、実績豊富なおすすめ専門業者をご紹介します。

給湯器駆けつけ隊(ミズテック)

給湯器駆けつけ隊は、給湯器やエコキュートの交換・修理を専門とする全国対応のサービスです。無料の10年長期保証24時間365日のコールセンター対応明瞭な価格設定などが特徴です。

給湯器駆けつけ隊にはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

給湯器駆けつけ隊(ミズテック)のエコキュート交換は評判が良い?悪い?

キンライサー

キンライサーは、給湯器やエコキュートの交換・修理を専門とする全国対応の会社です。無料の10年長期保証即日対応明瞭な価格設定などが特徴です。

キンライサーについてより詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。

「キンライサー」エコキュート交換の評判は?価格など徹底解説

街角給湯相談所

街角給湯相談所最短で30分以内に駆けつけ、対応の早さが強みの給湯器とエコキュートの交換・修理の専門業者です。メーカー直卸のためリーズナブルな価格で購入でき、コストを抑えた修理や交換が可能です。

街角給湯相談所についてはこちらの記事もぜひご覧ください。

街角給湯相談所の評判・口コミ・レビュー

給湯器ナビでは、今回ご紹介した以外にもおすすめの業者を掲載しています。
他の業者も比較したい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

【2025年最新】給湯器交換業者のおすすめランキング14選!口コミ・評判や業者の選び方も紹介

よくある質問(Q&A)

Q. 補助金はいつまで申し込める?

各制度によって締切が異なります。

特に自治体補助金は予算上限に達し次第終了となる場合があるため、早めの申し込みがおすすめです。

Q. 国と自治体の補助金は併用できる?

基本的には併用可能ですが、制度ごとに細かなルールがあります。

たとえば「給湯省エネ2025事業」と自治体補助を組み合わせる場合は、それぞれの申請条件をよく確認しましょう。

Q. 補助金をもらうには何を準備すればいい?

  • 補助対象製品の型番確認
  • 施工前・施工後の写真
  • 工事費用の領収書
  • 補助金申請書類一式

などが必要です。

詳しくは対応業者に相談するのが安心です。

Q. 子育てグリーン住宅支援事業は誰でも使える?

対象は原則、子育て世帯または若者夫婦世帯に限られます。

一般世帯が単体で利用する場合は条件が厳しいため、別の補助制度(給湯省エネ2025など)を検討しましょう。

 まとめ|自分に合った補助金を活用して、エコジョーズをお得に導入しよう

 エコジョーズは、従来型給湯器に比べて熱効率が高く、ガス代の節約やCO₂排出量の削減といったさまざまなメリットがあります。

特に、国や自治体が実施している補助金制度を活用すれば、初期費用の負担を大きく軽減できるため、よりお得に導入することが可能です。

補助金には申請条件や期間の制限があるため、早めに制度内容を確認し、申請手続きに対応している専門業者に相談することをおすすめします。

光熱費の見直しや環境負荷の低減に取り組みたい方は、ぜひこの機会にエコジョーズの導入を検討してみてはいかがでしょうか。