- 「三菱のエコキュートって、費用はどのくらいかかるの?」
- 「どんな機能があるの?」
こんな疑問をお持ちではありませんか?
三菱エコキュートは、省エネ性能に優れ、清潔機能や非常時対応も充実した人気モデルです。
この記事では、2025年時点の価格相場や工事費込みの総額、選び方や機能の特徴、そして費用を抑えるコツまでわかりやすく解説していきます。

給湯器のプロ
ミタニ
10年以上にわたり、給湯器・エコキュートの交換・修理の工事に携わり、豊富な経験・知識があります。現在は若手の教育・監督も担当する給湯器のプロです。これまでの交換工事などで得た経験・知識で、みなさんの快適な暮らしお手伝いしたいと思います。
【保有資格】ガス機器設置スペシャリスト、・ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級、給水装置工事主任…など
目次
三菱エコキュート本体の価格相場(2025年時点)

三菱エコキュートの本体価格は、タンク容量やグレード、搭載されている機能によって大きく変わります。主に使われている容量は370Lと460Lの2タイプで、家庭の人数やお湯の使用量によって適したサイズを選ぶことが重要です。
ここでは、2025年時点での三菱エコキュートの本体価格の目安をご紹介します。
容量 | グレード | 本体価格 |
---|---|---|
370L | スタンダード | 約350,000〜450,000円 |
370L | ハイグレード | 約450,000〜600,000円 |
460L | スタンダード | 約400,000〜500,000円 |
460L | ハイグレード | 約500,000〜650,000円 |
スタンダードタイプは、基本的な自動お湯張りや保温などの機能を備えつつ、価格が抑えられているのが特徴です。一方、ハイグレードタイプは、「バブルおそうじ」や「キラリユキープ」などの快適・清潔機能が加わっており、利便性と安心感を重視したい家庭に人気があります。
なお、本体価格は購入ルートによっても違いが出ます。家電量販店よりも、給湯器専門業者のセットプランを利用するほうが安くなるケースも多く、工事費込みで見積もりを取るのがおすすめです。
エコキュートの工事費込み総額は約60万円!

エコキュートの導入には、本体価格に加えて設置工事費が必要です。工事内容によっては追加費用がかかることもあり、最終的な総額は本体価格+工事費の合計で判断するのが大切です。
一般的に、三菱エコキュートを設置する際の工事費込みの総額は、約50万円〜70万円程度が目安とされています。内訳を確認してみましょう。
工事費に含まれるもの
標準的な設置工事費は約15万円〜25万円ほど。以下の作業が含まれます。
- 基礎工事(エコキュート本体を設置する土台の設置)
- 配管・電気工事(給水・給湯配管、電源の引き込みなど)
- リモコンや脚部カバーの取り付け
- 既設機器(古い給湯器など)の撤去・処分
この範囲で工事が収まれば、追加費用は発生しません。
追加費用が発生するケースも
ただし、設置場所の状況や建物の仕様によっては、標準工事以外の対応が必要になることがあります。たとえば以下のようなケースです。
- 設置場所が狭い・傾斜があるなど特殊な条件
- 電気の契約容量を変更する必要がある
- 配管の延長や穴あけ工事が必要になる
このような場合には、追加で数万円以上かかることもあります。
そのため、実際の費用を正確に把握するには、事前に複数の専門業者から見積もりを取ることが重要です。現地調査を行う業者も多く、自宅の状況に合わせた最適なプランを提案してもらえます。
エコキュートの容量を選ぶ際のポイント

エコキュートは容量によって価格や使い勝手が変わります。三菱エコキュートでは、一般家庭向けに370Lタイプと460Lタイプが主流です。家族構成やライフスタイルに合ったサイズを選ぶことが、快適な給湯生活につながります。
それぞれの容量の目安は以下の通りです。
- 370Lタイプ:3〜4人家族向け
- 標準的な家庭に適しており、湯量に大きな余裕がなくても問題ない
- シャワーや入浴の時間帯がずれる家庭におすすめ
- 460Lタイプ:4〜6人家族や来客の多い家庭向け
- 同時に複数人が入浴する場合でも安心
- 追い焚きや長湯の機会が多い場合に適している
また、以下のような点にも注意が必要です。
- 冬場は湯の使用量が増える傾向があるため、寒冷地では大容量の方が安心
- 将来的な家族構成の変化も見越して、少し余裕のあるサイズを選ぶと失敗が少ない
少し余裕をもたせたサイズを選ぶことで、湯切れのストレスもなく、長く快適に使えます。
三菱エコキュートの主な機能

三菱エコキュートには、快適さと清潔さを保つための便利な機能が多く搭載されています。ここでは代表的な機能をご紹介します。
バブルおそうじ
マイクロバブルで配管を自動洗浄してくれる機能です。おふろの排水後に栓を抜くだけで、目に見えない汚れや皮脂をしっかり落とします。手間なく衛生的なお風呂環境を保ちたい方にぴったりです。
ホットりたーん
残り湯の熱を再利用して、次の沸き上げに活用する省エネ機能です。熱エネルギーを無駄なく使えるため、電気代の節約につながります。エコに配慮したいご家庭におすすめです。
キラリユキープPLUS
深紫外線(UV-LED)を使って浴槽のお湯を清潔に保つ機能です。入浴中に雑菌の繁殖を抑え、長時間きれいなお湯をキープできます。小さなお子さまがいる家庭にも安心な機能です。
ハイパワー給湯
シャワーでしっかりとした水圧を保つ給湯機能です。2階での使用や複数箇所での同時使用でも快適にお湯が使えます。戸建て住宅や水圧にこだわりたい方に適した仕様です。
スマートリモコン
誰でも簡単に使えるよう設計された操作パネルです。大きなボタンと見やすい表示に加え、音声ガイダンスやチャイルドロックも搭載されています。家族全員が使いやすい設計になっています。
お天気リンク
天気予報と連動して、太陽光発電の余剰電力をうまく活用できる機能です。晴れの日は昼間の電気でお湯を沸かし、電力の効率的な使い方を自動で判断します。太陽光発電と併用している家庭に最適です。
あったかリンク
浴室暖房と連携して、入浴前に浴室をあたためてくれる機能です。冬場の寒いお風呂場でも、快適に入浴が始められるため、ヒートショックの予防にもつながります。
安心設計(非常時対応)
停電や断水などの非常時でも、タンク内のお湯を生活用水として使用できる設計です。災害対策としても心強く、いざというときに備えておきたい機能のひとつです。
三菱エコキュートがおすすめの理由

三菱エコキュートは、省エネ性能や使いやすさに加え、清潔性や非常時対応にも優れている点が魅力です。ここでは、数あるエコキュートの中でも三菱が選ばれる理由を6つにまとめてご紹介します。
三菱エコキュートは、国内で高い評価を受けている人気のエコキュートです。その理由は、省エネ性能や清潔機能だけでなく、使い勝手や安全性、非常時の備えといった多方面に配慮された設計にあります。ここでは、三菱製が選ばれる理由を6つの視点からご紹介します。
電気代をしっかり節約できる
三菱エコキュートは、夜間の安い電力を活用して効率的にお湯を沸かすことで、日々の光熱費を大幅に抑えることができます。さらに、入浴後の残り湯の熱を再利用する「ホットりたーん」機能や、太陽光発電と連携してお湯を沸かす「お天気リンクAI」など、無駄を省く工夫が随所に見られます。家庭の節約に貢献しながら、エコな暮らしを実現できます。
お手入れの手間がぐっと減る
毎日使うものだからこそ、お手入れが簡単かどうかは大きなポイントです。三菱の「バブルおそうじ」機能では、微細な泡が配管の汚れを自動で洗浄してくれます。また、湯はり後の浴槽のお湯の清潔さを保つ「キラリユキープ」も搭載。定期的な掃除の頻度を減らし、忙しい家庭でも清潔を維持しやすくなっています。
家族みんなが安心して使える
三菱エコキュートは、ユーザーインターフェースにも配慮が行き届いています。大きくて見やすい液晶パネルや、音声ナビ付きリモコンで、操作はとても簡単。お子さまから高齢の方まで、誰でも安心して使える設計です。チャイルドロックや自動停止機能など、安全性にも配慮されています。
災害時の備えとしても心強い
万が一の災害時には、タンクに貯めたお湯を生活用水として活用できます。断水しても洗顔や手洗い、トイレなどに使えるため、備蓄水の代わりとしても重宝されます。停電時にも必要最低限の操作が可能で、災害への備えとして三菱を選ぶ家庭も増えています。
使い方が簡単で便利
湯はりや追いだき、保温などがすべて自動で行えるフルオートタイプはもちろん、スマートフォン連携で遠隔操作ができる機種も。外出先からお風呂の準備ができるなど、毎日の暮らしがより快適になります。機能性と便利さの両立が、ユーザーから高く評価されています。
国内生産でアフターサポートも安心
三菱電機は、製品の大半を国内で製造しており、品質管理体制も万全です。また、設置後の修理や点検、部品供給などのアフターサービスも充実。長期的に安心して使用できるのは、国内大手メーカーならではの強みです。
三菱エコキュートの価格を安く抑えるコツ

エコキュートは高額な買い物だからこそ、少しでもお得に導入したいもの。ここでは三菱エコキュートの費用を抑えるために役立つポイントをご紹介します。
三菱エコキュートは高機能で人気のあるモデルですが、少しでもお得に導入したいという方も多いはずです。ここでは、費用を抑えながら満足のいく設置を実現するためのポイントをご紹介します。
補助金制度の活用
国や自治体が実施している補助金制度を活用すれば、導入費用を大きく下げることが可能です。
たとえば、2025年現在は「給湯省エネ2025事業」が実施されており、エコキュートの導入に対して最大13万円の補助金が支給されます。
対象機種や申請方法は事前に確認が必要ですが、条件に合えば確実に活用したい制度です。また、自治体独自の補助金が上乗せされる場合もあるため、お住まいの市区町村のホームページもチェックしておきましょう。
専門業者に依頼する
家電量販店やハウスメーカーでもエコキュートは購入できますが、費用を抑えたい場合は専門業者への依頼が有利です。
専門業者では「本体+工事費コミコミ価格」で提供しているケースが多く、事前に総額が明確にわかるのが安心ポイント。また、現場経験が豊富なため、複雑な工事にも柔軟に対応でき、追加費用の発生リスクも抑えられます。
価格が安いだけでなく、設置の丁寧さやアフター対応の良さにも定評がある業者を選ぶことで、満足度の高い導入が可能になります。
エコキュート交換の専門業者は、「【2025年最新】エコキュートのおすすめ業者ランキング15選!業者の選び方や注意点も紹介」も参考にしてください。
複数の業者に相見積もりを取る
1社の見積もりだけで決めてしまうと、相場より高い価格で契約してしまう可能性も。複数社に見積もりを依頼し、価格やサービス内容を比較するのがおすすめです。
同じ三菱エコキュートでも、業者によって価格設定や施工内容が大きく異なることがあります。無料見積もりを活用して、納得のいく条件で契約を進めましょう。
三菱エコキュートをお得に導入するなら、補助金や専門業者を活用しよう!

三菱エコキュートは、機能性・省エネ性・快適性のバランスが取れた人気の給湯機です。とはいえ、導入にはそれなりの費用がかかるため、できるだけ賢く選びたいもの。
補助金制度をうまく活用すれば、初期費用を抑えることができますし、施工実績の多い専門業者に依頼することで、コストと品質の両方で納得のいく導入が可能になります。
価格相場や機能の違いを理解したうえで、あなたの家庭にぴったりの1台を選んでくださいね。
三菱のエコキュート以外についても検討したいという方は以下の記事もチェックしてみてください。